切削工具や自社機械の部品をはじめ、2000種類以上の製品をつくる光機械製作所の加工部門。最終工程である仕上げの研削加工と、検査、梱包を行っています。私は、元々派遣会社を通して光機械製作所で働き始めました。製品の梱包作業や出荷からスタートし、検査機を使用した高度な検査や型番をレーザーでマーキングする作業など、一つひとつ仕事の幅を広げてきた結果、正社員として採用されることになりました。
今では、最終工程を任される立場となり、お客様からの要求納期よりも早期に出荷できるよう計画を立てて取り組んでいます。2019年現在、加工部門の生産は毎月過去最高の出荷数を更新する状況です。上司や周りの社員とコミュニケーションが取りやすい環境だからこそ、お互いに協力して毎回生産目標を達成することが出来ています。光機械製作所は、頑張っている社員にチャンスを与えてくれる職場です! 今後は仕事が集中する工程のサポートなど、新しい仕事にも積極的に挑戦していきたいと思います。
私が所属する生産管理グループの仕事は、加工工場の製品製造の進捗管理。お客様からの納期のご要望や工場の稼働状況などを考慮しながら、いつまでに何をどれだけ生産するかの計画を立てて調整していく、いわば工場のアウトプットを決定づける仕事です。
その結果は数字となって目に見えるため、毎月の目標に向かってみんなで無駄のないものづくりに挑んでいます。
2児の母である私は、光機械製作所の社員として2回の産休・育休を経て、仕事を続けています。当時、仲間は、「辞めずに戻ってきてくれただけでうれしい」と、時短勤務で早く退社する私をフォローしてくれました。とてもありがたかったですね。今も家庭のために、急にお休みをいただかなければいけないこともありますが、「できるだけ前倒しして仕事をする」を心がけ、メリハリのある仕事で職場に貢献しようと思っています。ここには、育児をしながら働く女性社員も多いですよ。
両立は大変な面もありますが、仕事があるからこそ、家事・育児もがんばることができると感じています。
私の仕事は、工作機械の最終工程である「仕上げ」。設計グループが作成した図面をもとに、部品を組み付けてユニットを構成。さらにユニットを組み合わせ、ひとつの工作機械を仕上げます。私は「妥協しない」を信念に、単に要求精度や仕様をクリアするだけでなく、「もっと使いやすくするにはどうしたらいいか」限界までこだわるように心がけています。設計グループに設計変更を提案することも。社員みんながプロ意識をもって仕事に挑んでいるので、お互い高め合うことができ、とても充実しています。
工作機械の仕上げは恋愛と似ています。仕上げ工程の前には、機械が思う様に動いてくれないこともあります。それでも一所懸命向き合うことで機械が完成したときは、大きな幸せを感じます。その過程は気持ちを十分に伝えられなかった彼女と、心が通じたときに似ています。とてもやりがいのある仕事です。
「今を大切に」をモットーに、プライベートも全力。休日は、スノーボードをするなど、楽しんでいます。
学生時代、私の通っていた工業高等専門学校で開催された女子学生向けの就職セミナーでの講師が当社の西岡社長でした。女性でありながら、通訳から光機械製作所の社長へと転進した経緯など、自身の生い立ちを交えたお話はとても印象的で、講演を聞いた私の友だちは涙するほど。今よりもっと男性社会だったろう頃から、この業界の第一線で活躍する姿に憧れると同時に、女性が多いとは言えないものづくりの道へ進む勇気をいただきました。入社して6年目になりますが、女性だからといって働くうえで不自由を感じたことは一度もありません。また、私の部署には現在、育児中で在宅勤務をされている先輩がいます。結婚したばかりの私にはまだ先のこととは思いますが、光機械製作所は女性が柔軟に活躍できる環境が整っていると実感でき、安心して働けますね。
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ラジオ体操や朝礼の後、まずはメールのチェックが日課。
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組み図作成。PCのCADを利用するなどして作業。
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各部署と設計について意見交換する「デザインレビュー」。
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組立チームに、設計図面の解説などを行う「組立着手会議」。
以前は大阪にある貿易関係の会社で仕事をしていました。Uターン就職を検討していた際に、出会ったのが光機械製作所です。三重県にありながら世界に向けてビジネスをしているスケールの大きさに惹かれて入社しました。主に海外向けの営業を担当している私は、海外工場に当社ブランドの工作機械を提案しています。業務内容は社内の設計や組立グループとユーザー様との橋渡し役や、プロジェクト全体をまとめる役目に加えて機械の輸出手配など多岐に及び、とてもやりがいがあります。
高い技術に裏付けされた当社の製品も、営業が取引先と良好な関係を築いていなければ受注にはつながりません。私は、「月に最低2回は現地を訪れる」と自ら目標をたて、現地でお客様と直接会う時間を大切にしています。「宗野さんだからお願いするよ」と言っていただけるのは営業冥利につきる、最高の時間ですね。
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滞在中のホテルを出発し、最初の商談先へ移動。
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取引先の現地工場を視察。現状の問題点や要望をヒアリング。
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次の取引先へ移動。現地担当者に製品をプレゼンテーション。
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取引先の方とともに夕食。異国文化など、現地理解も大切です。