<超微細レーザー加工コラム第5弾>レーザー微細加工:樹脂内部加工
コラム
2020.09.23
弊社では超短パルスレーザーを用いたレーザー微細加工の受託加工サービスにて、様々な材料への微細穴加工や
細穴加工をご提供しています。
弊社ホームページには加工事例としてステンレス(SUS304)、チタン(Ti)、銅(Cu)、ニッケル(Ni)、CFRP
ガラス(無アルカリガラス、石英ガラス)などの基板への微細穴加工を掲載していますのでご覧下さい。
さて、今回はこれまでに透明材料の内部加工例として、ガラス内部にロゴ加工した例をご紹介しています。
今回は樹脂の内部に同様な加工を施した例をご紹介します。内部には屈折率が母材と異なる異質相を周期的に
配列させて回折格子としたものです。白色光を透過させると画像のように虹色に分離するのが確認できます。
材料は1mm厚みのポリカーボネートです。一般的に樹脂はガラスよりも低いエネルギーで加工できますが
投入するレーザーパワーに対する反応性も高いので、精密に制御する必要があります。
用途としては、装飾用のロゴや描画、マーキング、ロット管理、偽造防止対策などが考えられます。
樹脂の種類によって加工性は異なりますので、気になる材料がありましたらお問い合わせください。